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知って得する業界コラム

2020年が強く意識される観光業界、「2020年」の後のホテルはどうなる?

現在、日本は訪日外国人客による「インバウンド景気」に沸いています。もちろん福岡も例外ではなく、ホテルの部屋不足によって開業ラッシュも続いています。これからホテルなど観光業界を目指す人にとっては追い風が吹きまくっている状況ですが、この状況がいつまで続くのかが気になる方も多いと思います。
その中でもとりわけ意識されるのが、2020年に開催される東京オリンピックです。インバウンド需要の極めつけともいえるビッグイベントなので、「東京オリンピックがピーク」とも囁かれています。東京でインバウンド需要が冷めてくると、やはり福岡や九州にも影響が及ぶのではないかと、将来性が気になってくるところです。
実際のところ、2020年の後のホテル業界はどうなっていくのでしょうか?これからホテリエを目指す人にとって気になる「2020年問題」を考えてみたいと思います。

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2020年の東京オリンピック後は外国人が来なくなる?


すでに日本経済に兆単位の経済効果をもたらしている、インバウンド景気。年間数千万人もの人が日本にやって来て食事や買い物、観光をしているのですから、それがいかにすごいことなのか言うまでもありません。
この流れは続いているので、訪日外国人の数は毎年過去最高を更新中です。それが東京オリンピックまで続くのは間違いないでしょう。では、東京オリンピックが終わったらパタッと外国人が来なくなるのかというと、そんなはずはありませんね。そもそも、今やって来ている数千万人の外国人はオリンピックを見るために日本に来ているわけではないのですから。
訪日外国人の多い地域ではホテルの建設ラッシュが続いていますが、ホテル業界が本当に2020年までしかこの傾向が続かないと思っているのであれば、建物を建てて人を雇って・・・という投資をするはずがありません。ホテル業界はすでに、2020年の先を見据えているのです。
オリンピックを開催して経済成長は始まるというモデルは、かつて日本にもありました。中国の北京やブラジルのリオで開催されたオリンピックには、そういった色合いもあったでしょう。しかし、すでに経済が成熟している国にとって「オリンピックがすべて」というわけではありません。
あくまでも東京オリンピックは、インバウンド景気のひとつの盛り上がりであり、その後もその流れは当たり前のように続くと見られています。

実は、ホテル業界に入るのは今が絶好のチャンス


結論から先に言ってしまうと、ホテル業界に入るには今が絶好のチャンスです。なぜなら2020年という大きな節目を迎える直前であり、その前に必要なスキルを身につけてプロになるということは、大きなチャンスと可能性に恵まれるからです。
福岡や九州でオリンピック競技が行われるわけではなく、オリンピックは東京だけの出来事なのかというと、そんなことはありません。増え続ける訪日客がさらに増える起爆剤のようなものなので、そんな成長著しい業界でキャリアアップしていくことは、将来の夢も広がります。
仕事をする以上、大きく稼ぎたいという思いを持つ人もいると思います。それもプロとしてひとつの結果なので全く問題ありません。大きく稼ぐという視点で仕事を選ぶとなると、やはり景気の良い業界のほうがその可能性は高くなります。

今すぐ活躍できる即戦力人材は超モテモテ

将来性やチャンスに満ちたホテル業界でプロになるためには、何をしておくべきなのでしょうか。ホテル業界からのニーズを見ると、そこに浮かび上がってくるのは即戦力というキーワードです。ホテルの建設ラッシュが続く中で、ホテル業界では人手不足が深刻になってきています。そこですぐに活躍してくれる即戦力がほしいというわけです。
しかし、だからといって就職初日からテキパキと動いてほしいと思っているわけではありません。転職組の人なら可能かも知れませんが、新卒で就職する人にそれを求めるのは酷です。
そうではなく、ホテルとは何か、現場とは何か、そしてホテリエの役割やホスピタリティとは何かを理解していることが重要になります。福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校が実習を重視しているのは、学生のうちから現場を知ることが重要だと感じているからです。フロント業務や料飲サービスの実習などを指導するのは、本物のプロです。プロと直接接して現場を知ることは、即戦力として期待される人材づくりの基本なのです。
具体的な経験は、就職してからそれぞれの職場で積んでいくべきものです。ホテルによって考え方も違いますし、現場によって細かいやり方の違いはあるでしょう。しかし、ホテリエという仕事の本質はどこの職場であっても変わらないものなので、そんな本質を理解した人材はどこの職場にいっても即戦力となることができるわけです。

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