サムネイル

知って得する業界コラム

エアラインの仕事に就いて良かったと思うことをプロに聞いてみた

かつてスチュワーデスと呼ばれていた時代からCA(キャビンアテンダント)と呼ばれる今の時代に至るまで、エアラインは常に花形の職業です。飛行機を利用すると誰もが感じるのは、空港や機内で接する人たちのキビキビした動きや、きめ細かいサービスです。
そして、多くの人はこう思います。「さすが航空会社の人は違うな」。この「さすが」という言葉こそ、多くの人がエアラインに対して持っているイメージそのものです。今も昔もエアラインは尊敬や憧れの対象であり、そんなイメージと最も近いのがCAという職業です。
それゆえにCAを目指す人はとても多く、CAになるための試験対策などを行う専門のエアラインスクールがあるほど、簡単なことではありません。
そんな人気の職業であるCAについて、現役のプロとして活躍している人に実際のところを聞いてみました。リアルな話が満載なので、CAを目指しているすべての方にお読みいただきたい内容です。

オープンキャンパス開催中!

憧れのCA(客室乗務員)・グランドスタッフのお仕事体験や、エアライン業界の説明会を開催しています。
エアライン業界について詳しく書かれた学校案内パンフレットも無料でお届けしています。

CAが持つ意外な役割


皆さんは、CAの仕事というと何を想像しますか?飲み物や食べ物を提供したり、トイレに行きたい人のために空いたことを知らせたりといった機内サービスを想像する方が大半だと思います。しかし、CAにはもうひとつとても重要な役割があります。何だと思いますか?
その答えは、保安要員として機内の安全を守る役割です。飛行機が離着陸する時に、機長がシートベルト着用サインを点灯させます。このサインが点灯するとシートベルトがちゃんと着用されているかをCAが見て回ります。シートベルトをしていない場合はもちろんのこと、シートベルトがねじれているだけでも声をかけてきます。ここまでCAが徹底してシートベルトにこだわるのは、保安要員として飛行機が揺れやすい離発着時のシートベルトが保安上とても重要だからです。
CAは年に一度、定期救難訓練という訓練を受けています。筆記試験と実技試験がある本格的なもので、これに合格しなければCAの業務につくことはできません。つまり、現役のCAとして活躍している人は全員がこの試験に合格しています。
乗客はあまり意識しませんが、CAはこのことに高い意識と誇りを持っています。中には気分が悪くなる乗客が出ることがありますが、そんな時に水を持ってきたり毛布をかけてくれるのも、CAです。これはおもてなし精神によるサービスというより、乗客の安全を守る保安要員としての仕事だと考えたほうが良いでしょう。
こうした仕事ぶりがますます、「CAってカッコいい」と思わせる要因になっているのは間違いないと思います。

他のおすすめ記事一覧

pagetop