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知って得する業界コラム

トラベル業界を目指したいと思う人が今できること、知っておくべきこと

トラベル業界を目指したいと思う人が今できること、知っておくべきこと
旅行を仕事にするというのは、とても夢のあることです。もとから大の旅行好きという人が多いのはもちろんのこと、子供のころに経験した旅行でお世話になったツアーコンダクターやガイドの人がとてもカッコ良く見えたので、自分もそんな仕事に就きたいという思いを抱く人もいます。
これはつまり、トラベル業界の仕事自体がたくさんの人の心に残る仕事だということです。日常生活の中から思い出を作るのは難しいかも知れませんが、旅の思い出を持っている人はたくさんいます。人はそれだけ、旅行に思い出作りを期待しているのです。
思い出作りのお手伝いをしたい、トラベル業界でプロになりたい・・・そう思った人が今できること、知っておくべきことをまとめました。

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トラベル業界の資格事情

トラベル業界の資格事情
ご存知の方も多いと思いますが、旅行業は資格ビジネスです。というのも、旅行代理店など旅行を取り扱う事業所には旅行業務取扱管理者の有資格者を最低でも1人は配置しないといけないというルールがあるので、トラベル業界に進むのであれば旅行業務取扱管理者の資格が武器になるのは言うまでもありません。薬局には薬剤師、不動産会社には宅建主任者といったように有資格者を配置しなければならないのと同じで、これらの業界で活躍するには、それぞれの資格が役に立ちます。
それではなぜ、トラベル業界ではこの旅行業務取扱管理者資格が必要なのでしょうか。それを知るには旅行がどうやって成り立っているのかを説明する必要があります。
旅行は、色々なパーツの集大成です。移動手段と宿泊という滞在手段、そして観光や食事といった行動。この3つのパーツを組み立てることで旅行が企画されるので、少なくともトラベル業界で働く人はこの3パーツについて深く知っておく必要があります。
その能力を客観的に評価して、最低でも1人はそれが認められた人を配置することで旅行業の「質」を確保しようというわけです。

進学する学校によって有利・不利はある?

進学する学校によって有利・不利はある?
トラベル業界には国家資格があって、最低でも有資格者を1人は配置しなければならない・・・ということは、医師や看護師のように専門の学校を卒業して資格を取らなければ就職できない、なんてことはありません。
実際にトラベル業界で活躍している人の多くは普通に高校や専門学校、大学などを卒業した人たちであり、トラベル業界のための特別な学歴を有しているというわけではないので安心してください。
ただし、トラベル業界での仕事は経験値やお客様に楽しんでもらう「引き出し」の数が勝負なので、それを身につけているが人が活躍しているのは事実です。即戦力人材が有利になるのも、そのためでしょう。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校の各学科がそれぞれの業界で実際に活躍している人を講師に招き、実習やフィールドワークなど体験型のカリキュラムで構成しているのは、もちろんこうした業界の事情を踏まえたものです。

やはり気になる、「語学力」について

次は、トラベル業界を目指す多くの人が気になる、語学力について。海外旅行に関わる仕事をしている場合は英語または旅行先の言語など、何らかの語学力は最低限必要になります。しかし、海外旅行だけがトラベル業界ではありません。大部分を占めている国内旅行の仕事ではお客様も日本人であることがほとんどなので、外国語よりも正しく美しい敬語を話せることのほうが大切です。
インバウンドといって訪日外国人の存在がトラベル業界でも注目されていますが、訪日外国人の多くは自国の旅行会社を通じて日本に訪問しており、さらには個人旅行の人も多くなっているので、日本の旅行会社で国内旅行を担当していても、こうした人たちに接することはそれほど多くはありません。
こうした事情を踏まえて言えるのは、トラベル業界での語学力については「あれば有利になるが、今の段階で必須ではない」ということです。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校校はトラベル業界やホテル業界への就職を目的とした学科があるので、語学のレッスンや実習の機会を多く設けています。必要性を強く感じる方は、こうした機会も大いに活用してください。

高校生のうちにできること、知っておくべきこと

高校生の頃から自分が何になりたいのか決まっている人は、それほど多くはないでしょう。この時点でトラベル業界が好きで、そこでプロになりたい!という気持ちが持てている人は、とても恵まれた人です。
だからこそ今のうちにやれることはやっておきたいと思われると思いますが、具体的に何かのスキルを磨くという意味でやっておくことはそれほど多くはありません。本当に必要な勉強は就職してからなので、今はそれに向けた準備をしておくことが重要です。
例えば先ほど述べた語学力についても、高校には英語の授業があるので、トラベル業界を意識するのであればその時間も大いに活用して英語の勉強に力を入れる、それだけでも結果は大きく変わってきます。「プロになりたい」「プロになるからには一流になりたい」・・・そんな思いを持ち続ければ何事にも高いモチベーションで臨むことができるものです。
トラベル業界の仕事は、お客様に楽しんでもらうことが最大の役目です。今の生活にも周りに面白いこと、人が楽しめそうなことはたくさんあるはずです。あらゆるものにアンテナを張って、「楽しいものは何か」を考えながら生活をする習慣をつけるのも、素晴らしいことだと思います。

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