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知って得する業界コラム

ホテル業界への就職を考えている方は必見!せっかくホテルに就職できたのに、すぐ辞めてしまう人の「2大あるある」をホテルの専門学校が解説

古くからホテルという存在は、憧れの対象です。「ホテルの味」というだけで料理に高級感が出てきますし、「ホテル並みのおもてなし」というと最上級のサービスを意味しています。このようにホテル自体に絶大なブランド価値があることもあって、そこで働くホテリエを目指す人の中には憧れのような感情を抱いている人も多くいます。
福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校のホテル総合コースも、そんな人たちの夢をかなえるための学科です。
しかし現実には、学校でのカリキュラムをしっかりとマスターして、晴れてホテルへの就職が決まったものの、すぐに辞めてしまう人がいます。最近の若い人は仕事が続かないなんて声もありますが、憧れを持って努力をして就職したのに辞めてしまうとなると、何か特別な理由や事情があると考えるべきです。
そこには2つの大きな理由があります。1つずつ解説していきましょう。

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高級ホテル、シティホテルに泊まったことがありますか?


ホテリエと呼ばれるような人たちが活躍しているのは、大手ホテルチェーンの高級ホテルや、シティホテルなどです。日本でおなじみのホテルと言うとプリンスホテルやヒルトン、フォーシーズンズ、コンラッド、帝国ホテル、ニューオータニなどでしょうか。福岡に絞ってみると、ホテルオークラやヒルトン、ホテル日航、ANAクラウンプラザ、ニューオータニ、グランドハイアットなどが有力です。これ以外にもたくさんのホテルブランドがありますが、ホテリエになりたいと思う人たちが考える就職先というと、こうした有名ホテルチェーンやそれに近いホテルということになるでしょう。
しかし、ここに意外な落とし穴があります。福岡生まれの福岡育ちという人が、先ほど挙げたような地元の高級ホテルに泊まったことがあるかというと、おそらくほとんどないと思います。パーティやレセプションなどのイベントで訪れたことはあるかも知れませんが、宿泊を伴うような滞在をしたことはあまりないと思います。
それでは福岡以外の土地に行った時に、先ほど挙げたような高級ブランドのホテルに泊まったことが多くあるかというと、やはりあまりないという方が多いでしょう。最近ではホステルやゲストハウス、さらには民泊など宿泊施設の多様化によって若い人が安く泊まれる選択肢は多くなっています。そのため、ホテリエになりたいと思っているものの、その憧れの対象となるようなホテルに泊まったことがないというケースが多くなっているのです。
しかも、こうした有名ホテルは映画やドラマなどに登場することが多く、そっちのイメージのほうがどうしても先入観として焼き付いてしまいます。そんなイメージを持ったままホテルに就職をして実際に働いてみると、「何か違う」となるのは大いに考えられる「あるある」です。

ゲストハウスとシティホテルの違い


先ほど、宿泊施設の多様化によって安いところを利用する若い人が多くなっていると述べました。このこと自体は旅行の選択肢を広げることで素晴らしいことだと思いますが、ホテリエを目指す人の中にはこうした安い宿泊施設で働いた経験を持っている人も少なくありません。将来の仕事として意識している職場を、学生の頃から体験しておきたいと思うのは、これも素晴らしいことです。
しかし、同じ宿泊施設といっても、例えばゲストハウスとシティホテルとでは宿泊客の目的がまるで違います。ゲストハウスはドミトリーといってベッドだけが自分のスペースとなるような安宿で、こういったところを利用する人は寝ることだけを目的としています。ドミトリーは相部屋なので、そこで他の宿泊客と交流したいと考えている人もいるでしょう。一方のシティホテルにそういったことが望まれているかというと全く違いますね。広く清潔、しかも洗練された空間で贅沢な時間を過ごしたいと考えているはずです。そのために高い宿泊代金を支払っているという意識もあるでしょう。
この例にあるように、ゲストハウスのアルバイトを長らくやってきた人がシティホテルに就職をすると、よく似た職業だと思っていたのにギャップに戸惑ってしまうことは想像できます。宿泊客が快適に過ごせるようにおもてなしをすることは同じなのですが、手段や考え方、サービスの程度が違うということですね。
アルバイト感覚が抜けないせいで、プロとしての振る舞いが求められるホテリエの仕事が続かないというのも、早くに辞めてしまう「あるある」です。

ホテリエの正しい理解で一生の仕事を手に入れよう

ホテリエになりたいと思う人の中には、ホテル業界に将来性を感じている方も多いと思います。訪日外国人がどんどん増え続けている状況でホテルの建設ラッシュも続いています。つまり、ホテリエとしての能力を持っている人の就職先が増え続けているということです。
プロのホテリエとして活躍できるだけの能力やプロ意識を持つことで、こうした将来性豊かな業界が自分のものになります。そんな有望な業界で一流のプロになってやる!という気持ちがあれば、すぐに辞めてしまうことなくキャリアを積んでいけると思います。

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